Friday, May 04, 2007

エトランジェたちのパリ

MAY.4

ぱらぱらと手帳を見ていたら、行きたいと思っていた展覧会が7日までだった。

思い立ったが吉日とばかりに支度をして、いざ六本木へ。

『国立新美術館』は、2月に出来たばかりの新しい、日本で5番目の国立美術館。

(建築だけ見ても巨大なガラスの壁面が流線型に形作られていて、圧巻!!すばらしい。)
そのオープニングとして、パリの近代美術の殿堂といわれているポンピドーセンター所蔵作品から、パリに集まった芸術家たちの作品約200点が展示されている。



館内はゴールデンウィークという事もあってか、混雑していて、こんなに人の多い展覧会は初めてで、驚いた。

熱心にメモをとりながら見る人、腕組みをしてじっと見入っている人、近くによったり、遠くから見てみたりする人、椅子に座ってうたた寝してる人、色々な人がいて、それを見るのも楽しかった。

ピカソ、シャガール、モディリアーニ、ミロ、マンレイと好きな作家の作品が直にみれてちょっと興奮!

ピカソは青の時代とキュビズムの時代のとが並べて展示されていて、作風の変化を目の当たりにして不思議な感覚になった。
たくさんの批評家の人たちが批評するけど、ピカソはホントはなんでこんな絵になったんだろうなぁ〜。
上手に書くのがつまんなくなって、こんなのも面白いかも〜とかいって、でたらめにかいてたら面白いのに。
(そんなはずはないか。。。)

アンドレ・ケルテスの『昼下がり、パリ』という写真作品。
橋の上から紳士たちが下を覗き込んでいるという風景を切り取ったものなんですが、その紳士たちのみんな(20人弱写っていたともう)が素敵な中折れ帽やハンチングを被っていた。
その時代の紳士のファッションには欠かせないものだったのだろうし、日常的に被っているのだろうから、みんなとても似合っていて、すごく素敵で、良いな〜と、にんまり。

2時間くらいゆっくりとみて、何も感じない作品もあるし、何でだかひかれる作品もあって色々だけれども、全てに関して思うのは
『何でこれを作ろうと思ったの?』って事でしょうか。

芸術に意味を求める事自体が、もしかしたら愚問なのかもしれませんが。



今、「モネ』の回顧展が開催されていて、フランスのオルセー美術館、アメリカのボストン美術館、メトロポリタン美術館等から
100点近くの作品が集められています!
印象派を代表する画家で有名で、明るい色彩と溢れんばかりの光の表現が美しい。
次回はお昼間に見に行こうと思います。


見終わったあとは、すっかり暗くなっていました。(館内の写真です。なんか近未来みたいな建築でしょ〜!!)

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