Monday, February 11, 2008

ミラノに息づく、おもてなしの心 その1

今回の出張の最終日に、ミラノの飯原さんのご自宅に招待された私たち。

社長は3回目の常連さんですが、私は初!

以前から、飯原さんから奥様やお子さんの達の話は伺っていたので、実際にお会い出来ることになり、とても楽しみだったお食事会。

若干緊張しながら、ドアが開くのを待っていたら

『どうも、こんばんわ〜』

と優しい声で迎えて下さいました。

ふわ〜っと優しくて、明るくて、清潔感のある空気でした。
ここで少し緊張が和らぎました。

初めましてから始まるご挨拶を終えて、靴を脱ぎ終わったところで

『コートお預かりしましょうか?』

と、とてもスマートなタイミングで声が。

何と中学生の息子さんがニコッと笑って手を伸ばしているではありませんか!!

すごい!!すごすぎる!!こんなにまだあどけない男の子が、こんなにも大人びた対応を!!

何だかこ飯原家は、ただ事ではなさそうだ〜と予感させた、最初の出来事でした。

それから、手を洗いにいき、更に感動。

手を拭く用に小さくて可愛いハンドタオルが置いてあったのですが、その傍らにさり気なく、ちいさなカードが。

『どうぞお使い下さい』

気持ちが、じわっと柔らかくなるのを感じました。
固いパンをミルクに浸すみたいな、じわっとする感じ。

だって、それは毎日の家族の生活の中では必要なく、今日、私たちを迎える為に用意されたものに違いないし、相手を思う心遣いかと思うと、すごい、これが大人だ!と思った。

しかもそれは、本当にさり気ない。ここがポイント。


ご自宅の天井は高くて、壁は白くて、解放感があって、間接照明がこれまたとてもマッチしている。

あちこちに息子さん達が描いた絵が飾られている。
これがまた素敵。



ちなみに、上の絵には『お母さんとどんぐり』と言うタイトルがついていました。かわいい。




色彩感覚が好き。自由でエキサイティング。



きっと、2人ともたくさんの愛情をもらって育ててもらったんだろうなと思える絵。あたたかい気持ちになりました。
私がもし母親になる事があるなら、たくさん一緒に絵をかいて、それをず〜っととっておきたいなと思います。

家って、やっぱりそこにいる人がつくっていくものなんだなと実感。

隅々までお母さんのオーラが行き渡っていて、家族を守っていると感じました。

何だか、強くて優しくて、守られている、そう感じるお家でした。

さあ、これからお食事タイム!!

つづく

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