Sunday, October 12, 2008

朧月夜

   菜の花畠に   入り日薄れ
  
   見渡す山の端  霞ふかし
  
   春風そよふく  空を見れば

   夕月かかりて  におい淡し



今は秋ですが、この歌には春の季節の夕暮れに染まる空が描かれています。

淡くかすんだ日本画のような、叙情的な風景。

美しいと感じます。

幼い頃の実家の風景を思いださせてくれました。


こんな、日本的な叙情歌をゆっくりと感じるには、『隙間』が必要な気がします。
何も無い時間を過ごすのも大事な事なのかも知れないなと思いました。

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