Friday, April 24, 2009

ピーコック色の朝

アケビはいつも思っていた

夏みかんの抱える憂鬱やわだかまりは

姫リンゴのそれよりもはるかに深くて
それが何故なんだろう って

ただ

どうしようもない気持ちの行き場は
風がきっとそれを知っていて
だからそれにまかせることがイチバンいいとも思っていた



わかり合うことを
あるいは
交わらないことを
そんなに深くむずかしく考えないほうがいい


出来るだけ
簡単にすっと届くように

真ん中をピカピカにしておけばいい


それだけ

余計なものはプイッと風がさらってくれるはずだよ

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